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貴方に絶対役立つ東洋医学第6号 - 発行者 : 許志泉

掲載のコラムは、許志泉先生が以前 「 まぐまぐ! 」 に発行していたものです。
東洋医学にご興味がある方、ぜひお読みください。

漢方1 漢方治療に関する一般認識- 東洋医学の自然治療法 -

東洋医学の治療法はさまざまありますが、大体「漢方・針灸・推拿・気功」の四種類に分けられます。
漢方治療の一般認識についてお話します。

「 漢方治療 」 とは、東洋医学の診断方法で病気治療、体質改善、養生、未病治療、アンチエイジングなどを目的とし、組合わせた漢方薬を投与する治療法です。
漢方薬の生薬は、天然植物の根や茎、花や皮、葉や果実のほか、動物や鉱物などから、薬効のある部分を採取し加工したものです。

漢方治療は、東洋医学の診断が前提であり重要。

漢方治療について、いくつか理解していただきたい点があります。
診断は、西洋医学ような病名診断ではなく、体質( 陰陽気血の実虚 )、症状、環境 ( 自然環境、家庭環境、社会環境 )、心理精神状態などを含めた証の診断を指しています。

風邪なら葛根湯、肝炎なら小柴胡湯のような治療は間違っています。例を挙げます。

ある医者が痩せている患者さんによく風邪をひいているので、葛根湯を常備薬として投与しました。
結果この患者さんは、余計痩せてしまいまいました。なぜでしょうか?

痩せている方は、気陰両虚のほうが多いので、麻黄、桂枝などの発汗薬が適応しておりません。葛根湯は、漢方の風邪薬の一種類ですが、長期的に服用するのは禁物です。特に痩せている方への葛根湯の処方は慎重に投与しなければなりません。

患者さんの個々の状況を全般的に把握し、その人の体質、症状、精神、心理、環境などに相応しい漢方薬を組み合わせて投与することが重要です。やさしく患者さんの声に耳を傾けるべきです。

漢方相談は、東洋医学のカウンセリング ( 祝由 ) を含んでいます。特にストレス社会、社会問題、コミュニケーション不足など、七情 ( 喜、怒、憂、思、悲、恐、驚 ) 失調で発症する場合が大変多いのです。

患者さんの性格、従来環境、発症するきっかけ、どのような時に酷くなるのか?など、よく聞き把握した上で、患者さんの病気の原因を分析し、療養生活の注意点、養生方法などを十分に指導します。これは、病気治療にとっては不可欠であり、場合によって物凄く効果的な治療法なのです。

また漢方は、体質改善、未病治療、老化防止などの養生及び根本治療にもなります。化学品ではなく、天然の漢方薬は身体に優しいものです。漢方生薬の一部は食品にも分類されております。漢方の生薬は、栄養の面でも体の仕組み、免疫などバランスを取り戻す力を持っています。漢方はあなたの一生のどの時期においても有用なものかもしれませんね。

漢方薬の生薬は、天然で安全といっても副作用が出る場合もあります。
漢方を飲みたい場合には、必ず経験のある良い先生にご相談ください。

漢方について少し分かりましたか?ご質問があれば、是非ともお寄せください。
次回の第7回目は、東洋医学 - 漢方の分類 についてお話します。
それでは、またお会いしましょう。

前回の第5回目は、こちらから どうやって診断する? - 「 望、聞、問、切 」

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許先生の東洋医学コラムバックナンバー

こちらは、許先生のコラムバックナンバーになります。読み返してみると勉強になりますよ。

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