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貴方に絶対役立つ東洋医学第4号 - 発行者 : 許志泉

掲載のコラムは、許志泉先生が以前 「 まぐまぐ! 」 に発行していたものです。
東洋医学にご興味がある方、ぜひお読みください。

東洋医学の基本的な考え方 - 3バランス回復 - 「 平 」 という養生治療観

東洋医学から見れば、人間内部の五臓六腑、気血水、陰陽、上下、表裏、身、心と魂の関係など、
人間と自然の関係は、いつも互いに連動しバランスを維持しなければなりません。

バランスが崩れるということは、不健康 ・ 病気になりやすいということです。

バランスを回復 「 平 」 させることは、東洋医学の養生や治療の根本理念になります。
例として、気の上下運動のバランスを見てみましょう。

胃気の下降、脾気 ( 消化吸収の活動 ) の上行が正常の状態です。胃気が逆に上行すると、脾気が逆に下に行く下陥と下痢、脱肛、子宮脱、頭がボートする、フラフラするなどの症状が出てきます。

心と腎の関係もそうですね。腎水(腎の陰)が上へ、心を滋養し、心火が下へ腎陽を助けるというのがいいバランスになりますが、この関係がうまくいかないとイライラ、不眠、のぼせなどの症状が出ます。

腎陽が心火の助けを得なくなったら、特に下半身の冷え症、浮腫み、重だるさが出てきます。
体、心 ( 神経 )、魂 ( 精神 ) などの関係もそうです。不眠、イライラ、不安、便秘などの自律神経失調症の
症状を訴える方がいます。

日本の方は、神経をよく使ってはいるものの体を動かさない方が多いですね。精神力は強いけれど体が弱くて悩んでいる方も近年多くなっています。良いバランスを維持しないと良い免疫力もできません。

私の経験から膠原病、アレルギー性疾患では 「 火 」 が多すぎることが分かってきました。
個人により、また病気の段階にもよりますが、「 強い火 」 と 「 じわじわした火 」 との種類があります。

「 清熱治療法 」 といっても使い分けをしないといけません。癌や慢性疲労症候群、AIDSなら免疫の低下する状態になりますが、場合により 「 火 」、「 陽虚 」、「 陰虚 」、「 痰湿 」、「 瘀血 」 などの原因があげられます。東洋医学は、バランスを回復させることつまり 「 平 」 を目標に治療を行います。

体の歪みを治し力学的な良いバランスを回復させることによって体のこり、痛み、浮腫み、痺れなど治療できます。バランスをに回復させることにより偏っていた体質が戻り強くなります。
脂肪に相当する 「 痰湿 」 が溜まりやすい体質の方は脂肪のつきにくい体質になれます。

じわじわした 「 火 」 を取除けば、アレルギー性疾患、アトピー、湿疹、皮膚荒れ、膠原病の長期コントロールなどにも役に立ちます。腎陰、心火の関係をうまく調節すれば、更年期障害に対する有効な治療法になるのです。

気血水の良いバランスを取り戻せば、女性の性周期に伴うトラブルなどが解決できます。
生理痛、生理不順、月経前緊張症 [ イライラ、不眠、頭痛、乳房の張り ]

良い家庭、良い男女関係、良い社会環境、良い心理や魂(精神)などのバランスが貴方の健康の源にもなります。私としては、東洋医学としては、貴方のアンバランスを見つけ、良いバランスを回復させることで、元気な体質作り、アンチエイジング、病気予防、苦痛解消、病気治療になると考えています。

いかがでしたか?ご質問があれば、是非ともお寄せください。
次回の第5回目は、どうやって診断する? - 「 望、聞、問、切 」 についてお話します。
それでは、またお会いしましょう。

前回の第3回目はこちらから 東洋医学の基本的な考え方 - 2

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こちらは、許先生のコラムバックナンバーになります。読み返してみると勉強になりますよ。

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