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貴方に絶対役立つ東洋医学第19号 - 発行者 : 許志泉

掲載のコラムは、許志泉先生が以前 「 まぐまぐ! 」 に発行していたものです。
東洋医学にご興味がある方、ぜひお読みください。

美味しくて、効く漢方茶シリーズ 6夏バテ、熱中症の予防に 「 夏日楽々 」

皆さん、こんにちは。富士堂漢方薬局の許です。
毎日異常な暑さが続きますが、無理せずお元気でいらっしゃいますか?
今回は、夏バテ・熱中症の予防におすすめの漢方茶をご紹介します。

中国の言葉 「 因時制宜 ( いんじせいぎ ) 」

東洋医学では、病気を治療する時や普段の養生などには 「 季節性 」 を重視します。
昔から 「 因時制宜 ( いんじせいぎ ) 」 という言葉が伝えられています。
これは時間や季節によって治療方法も変わるという意味でもっとも効果的です。

東洋医学では、大昔から季節、時間の大切さを認識してきました。
春、夏、秋、冬の一年中、午前、午後、夜中の一日中など異なった時候は、からだの調子がそれに順応して変動し体調も時候に影響されますので、治療方針や薬の選択なども違いになります。

北京の中国中医研究院附属病院での出来事

以前、北京の中国中医研究院 ( 中国で中医学、東洋医学を研究するナンバーワンの権威機関である ) 附属病院で、夏のお灸療法キャンペーンが実施され予約が殺到し、大人気でした。

もっとも暑いとき ( 中国では三伏/ 日本では盛夏 ) に特定のツボに灸または針療法で。
或いは、漢方薬で持病、慢性病などを改善、回復することができます。

また特に寒い時、冬に再発・増悪しやすい病気。例えばアレルギー性疾患、慢性気管支炎、老年性肺気腫などには効き目が良いのです。これを 「 冬病夏治 」 とも言います。

夏に病気でない場合、どのように養生して過ごすのでしょうか?

東洋医学では、夏の暑さを 「 暑邪 」 と言います。「 邪 」 とは 「 邪気 」 の意味で、外から病気を引き起こすすべての因子と考えられます。例えばウイルス、細菌、紫外線などが身体に侵入し邪気になります。

暑すぎると 「 暑邪 」 になり、からだの体液や水分、陰液を消耗し、からだのパワーが不足します。
東洋医学では 「 暑邪 」 が 「 耗気傷陰 」 と言います。

具体的な症状は、だるさ、食欲不振、めまい、口の渇き、吐き気などがあります。特に虚弱体質の方や小さなお子さん、お年寄りの方などは夏バテ、熱中症に要注意してください。

夏を元気にのりきる漢方茶

中身はハッカ ( 薄荷 )、バクモントウ ( 麦門冬 )、チンピ ( 陳皮 )、ソヨウ ( 蘇葉 )、カッコウ ( ?香 )、
ハトムギ ( 薏苡仁 )、ウバイ ( 烏梅 )、 サンザシ ( 山査子 )、氷砂糖 などです。

働きから見ますと、カッコウ、ソヨウ、ハトムギは湿をとり、胃腸の調子を元気にし、ウバイ、バクモントウは陰を養い、のどを潤し、ハッカは熱をとり、チンピ、サンザシは肺、胃の機能を調整し、全体の組み合わせにより、湿、暑をとり、消耗した気、陰液、水分を補い、夏バテを解消し、熱中症を予防します。

ちなみに、氷砂糖は東洋医学では、涼性なもので、夏には合います。逆に黒砂糖は温性なもので、冬には合います。最後に夏バテ、熱中症を予防するには、生活注意点をアドバイスします。

  • 水分補給を忘れないように
  • 食欲増進に工夫しましょう
  • クーラーの温度は低すぎないよう自分に合う温度を設定しましょう
  • 「 夏日楽々茶 」を毎日飲みましょう。

以上の4条です。
大切な原則は長時間目を酷使しないで、休憩させるように常に心かげますようお勧めします。

次回、第20回目は 漢方茶シリーズ7 不眠・寝つきが悪い、中途覚醒に 「 快眠茶 」 についてお話します。
それでは、またお会いしましょう。

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こちらは、許先生のコラムバックナンバーになります。読み返してみると勉強になりますよ。

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